プロセスとしての翻訳:アジア科学史(とその先)における越境する知識、物質、概念

November 13, 2015

Notes from the Field, 日本語

2010年に始動した フォーラムの5周年を記念して、私たちは 2015年のHSSで「プロセスとしての翻訳」というパネルを主催します。みなさまのご参加をお待ちしています。

 プロセスとしての翻訳:アジア科学史(とその先)における越境する知識、物質、概念

このラウンドテーブルは、言語や認識論的な側面を越えた「翻訳」の複数の側面とプロセスを扱う。今日に至るまで、人々が文化を超えて時間や空間といった基本的な概念枠組ですら同じように理解できているとは断定できない。「翻訳」は言語的な相違より多くのものを乗り越えなければならず、しばしば物質的で実質的な交渉のプロセスに疲れ切っている。このパネルでは、多様な分野の学者がオーディエンスとともに多様な翻訳のプロセスを、文化、言語、地域、時代のなかで相互作用し再構成される知識、概念、技術、物質から、批判的に反芻する。トム・ムラニーは、中国のコンピューターにおける物質、言語、文化の「翻訳」を検討する。マキ・フクオカは19世紀の日本の医学実践における絵画化の役割を探る。プロジット・ムクジは植民地時代とポストコロニアルな時代のインドにおける異質でダイナミックな科学翻訳のプロセスとその理論化を議論する。ホアキム・クルツは、「ウェスタン ラーニング」という新しく作られた中国語を例に、翻訳学の限界と洞察への批判的な再検討を行う。ルドヴィク・フレックの仕事の英語翻訳を、異なる「思考集団」と「思考様式」による流用の事例(フレックの理解によれば)として明らかにすることで、マルティナ・シュランダーは、 翻訳と伝達をめぐる議論を 「より近い」および「より遠い」語族と文化的文脈のあいだでの継続する交渉とプロセスとして問題化する。

このラウンドテーブルはForum for the History of Science in Asianによって主催されます。

パネリスト

1.機械の翻訳と翻訳機械:中国のコンピューティングの冷戦史
トーマス・シャウン・ムラニー、近現代中国史 准教授
スタンフォード大学

2.翻訳、絵画化、そして19世紀の終わりの日本における医療実践
マキ・フクオカ 講師
リーズ大学

 3.動く知識の歴史における翻訳研究の利用と限界
ホアキム・クルツ インテレクチュアルヒストリー 教授
ハイデルベルク大学 カールジャスパースセンター

4.日常言語化される翻訳:音のパワー、感情、美学
プロジット・ビハリ・ムクジ マーティンメイヤーソン助教授
ペンシルバニア大学 科学史・科学社会学

5.翻訳によって改善する?ルドヴィク・フレックの『科学的事実の生成と発展』における複数の言語と複数の来世
マルティナ・シュランダー マリー・キュリー・フェロー 客員研究員
トロント大学 マックスプランク科学史研究所

Translated by Maika Nakao, Postdoctoral Fellow, Max Planck Institute for the History of Science
Original panel abstract in English: https://fhsasiahss.wordpress.com/2015/11/13/forum-sponsored-panel-at-2015-hss-translation-as-process/

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